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ロシアのウクライナに対する軍事侵攻に強く抗議し、即時中止を求める声明

World Cultural Heritage Site

京都・まちづくり市民会議は、3月24日「ロシアのウクライナに対する軍事侵攻に関する抗議声明」をロシア大使館とウクライナ大使館などに送付しました。

 本年2月24日、ロシアはウクライナに対する軍事侵攻を開始した。これにより、ウクライナでは3000人をこえる市民が死亡し、住宅などが破壊され、避難を余儀なくされた人々は1000万人を超えたと伝えられており、今後こうした犠牲がさらに拡大するとともに、ロシア軍による原子力発電所への攻撃や核兵器の使用が懸念されている。

 ウクライナには、世界遺産に登録されているキエフの聖ソフィア大聖堂やリビィウの歴史的街区などをはじめ、多数の文化財があるが、こうした文化財もまた破壊の危機にさらされている。

 今回のロシアの武力侵攻は、国際紛争の平和的手段による解決を定めている国連憲章に違反するものであって、断じて容認できるものではない。国連総会でロシアによるウクライナへの軍事侵攻を非難し、ロシア軍の即時撤退を求める決議が採択されるなど、いま世界各地でロシアのウクライナ侵略に対する抗議が広がり、日本でもロシアの軍事行動の即時中止を求める声と行動が広がっている。

 京都・まちづくり市民会議は、ロシア軍が住宅や学校、劇場などの非軍事施設を無差別に攻撃の対象としていることは、人道上も許しがたい戦争犯罪であり、それが世界遺産などの文化財にまで及ぼうとしていることに強い危機感をもって、ロシアの侵略行為に強く抗議するとともに、その即時中止を求めて、国内外の人々と力を合わせて行動する決意を表明する。

2022年3月24日

京都・まちづくり市民会議      

                  代 表   片  方  信  也

                  代 表   中  林     浩

                  事務局代表 中  島     晃

                  事務局長  藤  井     一

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